1982年(昭和57年)、宮川博人が山梨県笛吹市芦川町鴬宿341の自宅に創設したもので、現在では海外にも多くの道場があります。

日本にはさまざまな流派(スタイル)があり、日本人でも一般の方々にはよく「違いがわからない」という声を聞きますが、一つ簡単に違いを区別する見方を言いますと、「寸止めの伝統派空手(※1)」と「直接打ち合い蹴り合う実戦空手」の二つに大別することができます。

(※1)団体や大会によってポイントの数え方など多少の違いはありますが、「寸止め」という大原則に変わりはありません。

私どもは「身も心も鍛えると言う面で、相手の痛みも分かる人間になって欲しい」という考えから実戦空手を採用しております。

宮川道場の空手道は、日本の国技である大相撲の「二百キロ近い巨漢がぶつかり合うド迫力」と「髷の先・身体の一部分でも土に着いたら負け」、「足の指先の一部分でも俵を割ったら負け」という、一瞬たりとも気の抜けない『武道性』を同様に追求している為、「場外」「反則」「間合い」など厳しく取る『実戦空手』です。

一般的には「○○流(スタイル)の○○道場」となるのですが、東京や大阪のような大都市ならば自身がやりたいと思うスタイルが沢山ありますが、山梨県では数える程しかありません。

そこで宮川博人は、「実戦空手の4つ程に分けたそれぞれのスタイルを全て指導してあげられれば」と思い、その考えにそってそれぞれを修業して参りました。

従って「宮川道場」とは実戦として考えられる全てのルールに対応出来る方法で稽古する新しいスタイルの団体です。

他の団体にない宮川道場独自で創り上げた「新実戦空手道」を冠に付け「新実戦空手道 宮川道場」(平成19年(2007)6月15日特許庁商標登録(第5053936号)認可)という一つの流派になります。


試合方法(ルール)

試合方法も下記の4種類位に分けて見ることができます。

フルコンタクトルール

無防具で手による顔面への攻撃以外全て有効のフルコンタクトルール。
団体によっては、上段蹴りにポイントを与えます。

防具空手ルール

顔面、胸部に防具を付け防具箇所のみに正確できれいな技を当てる防具空手ルール。
相手より1cmでも早く当てる武道空手ルール、お互いに当たった技を加点し合う硬式空手ルール。

新実戦空手道ルール

顔面のみに防具を付け、手による顔面攻撃も認めた事により伝統技も生かせ、なおノックダウン方式の新実戦空手道ルール。

グローブ空手ルール

手にグローブを付け無防具の身体を直接打撃するグローブ空手ルール。


宮川道場

一般的には他流派間の交流は禁止ですが、宮川道場では生徒の一人一人がどんなスタイルの大会へも参加出来、それぞれのスタイルで入賞できたらと、選手の為にさまざまな団体と交流し窓口を開けています。

また、アマチュアだけではなく、プロの道までつながっている「キックボクシング」もあります。

新実戦空手道 宮川道場 館長 宮川 博人